英語長文の読み方 ①

書店に行けば、多種多様な英文読解の本にお目にかかれる。どれがいいかと迷う方に答えを示すとすれば、どれでもそうは変わらないと申しておきたい。それは、多くの本で、結局「前から順を追って読む」ということに尽きているからだ。

英語は、日本語と違って、主語の後に動詞がくる。なまじ、日本語と語順が違うため、どうしても日本語の順に頭で直そうという力が働く。日本人が英語を学習する時に背負う宿命のようなもので、それを打破すれば、ネイティブが読むような感覚で早く読めるようになる。


例えば、

I know the boy who is sitting there.

という文は、「きれいな日本語」にすると、

私は、あそこに座っている少年を知っている。

となるが、

I know the boy    【私はその少年を知っている】
  ↓            ↓
who is sitting there.【彼はあそこに座っている】


という解釈でいいのである。あくまで長文を読んで理解する段階では、「きれいな日本語」にする必然性はない。きれいにする必然性が生じるのは、「和訳しなさい」という時である。

よく長文問題集の解説の英文に/(スラッシュ)が打ってあるものは、上記のような考えに基づいていると思っていい。