目次

まずは単純な目標設定を

何をするにも目標がなければ、モチベーションもあがらないものである。まずは、単純でいいから目標設定をしてほしい。

『○○大学に受かりたい』
『△△学科に行きたい』
『将来××になりたい』

正直、とっかかりはこの程度でいい。そのために何をすべきなのかを、この目標から考えていけばいい。ただし、最初から「あきらめ」で低く目標設定をするのはやめた方がいい。結果的に、向上心ををなくしたり、逆にこの程度なら受かると過信したりする結果を招くからだ。 

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どうしても目標設定ができないなら

単純な目標を立てようとしたが、どうしても設定できないという人もいるかもしれない。そういう場合は、とにかく知っている大学一つを設定するのも手である。

大学を一つ設定し、その大学に行くために自分は何をすればいいのかを考えるだけでも、モチベーションが上がってくる。有名な大学なら、卒業後の就職にも有利な点が出てくる。ただし、目標大学を極端に下にしないことが肝要。 

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何からやるか

いざ受験勉強を始めようとする時に、どの教科から始めればいいか、必ず悩むはずである。一番効率がいいのは、英語と数学を先に固めてしまうことである。全科目を均一に学習しようとしても、どこかで無理が生じる。

英語と数学を挙げたのは、基礎力の定着に時間がかかるが、ついてしまえば安定するところである。まずここを何とかした方がいい。

次にどんな問題集からやるかであるが、まずは自分の受けようとする大学の赤本(過去問)がいいだろう。別に大学サイトにある過去問等でも構わないが、合格最低点が載っている可能性が高い赤本を薦める。赤本をいきなり解いても、何もできないだろうと思うかもしれないが、これは「敵と己を知る」ためにやるのである。

よく問題集で「○○大学の徹底研究」のようなタイトルのものがあるのを見たことは無いだろうか。ああいうのが出版されるのは、単に有名な大学だからというだけではない。ある程度傾向が似ているから出せるのだ。タイプがバラバラだったら、まとめるだけでも一苦労である。

つまり、どういう傾向で出題されるかを知ることで、対策を高じることができるのである。それが「敵を知る」ことになる。傾向以外で「敵を知る」ことにつながるのは、各教科の配点や合格最低点を知っておくことである。そして、過去問を解くことで、自分に足りないもの、出来るものが分かる。「己を知る」とはこのことである。
 
赤本は、3月や4月に古本屋に出回ることが多い。受験が終わって必要のない人間が売り出すからだ。よほどのことが無い限り、急に傾向が変わることもないから、1年前の赤本でも構わないし、その方が節約できて、問題集にまわせる。

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模試

あまり自分のレベルに大学を合わせてしまうのは、モチベーションが下がるのでよくないのは確かである。ただ、どうしてもこの学科に入りたいというのがあって、該当する学科のある大学にそんなに差がつかないような時、こういうずるい手もある。

私が教えていた塾生の話。英語は苦手で、化学は抜群で、どんな模擬試験でもほぼ満点という男。研究したいことは決まっていて、それに合う大学はいくつかあったが、センター直前まで悩んだ末決めたのが、センターのみで化学の配点が傾斜で4倍になる国立大学。いざセンターを受けたら、英語は120点ほど、他教科も7~8割程度だったが、化学は満点。傾斜なので400点となり、楽々合格となった。こんなこともある。

実は赤本を早めに見ておくといいのは、こういうオイシイ情報が転がっているからだ。自分が絶対的に自信のある科目があったり、英語のようにある程度延びそうな科目があった時、受ける大学の問題そのものも大事だが、配点や合格ラインを知っておくことで、試合を優位に進めることができるということを知っていてほしい。

 いやな言い方だが、入った人に対して、文句を言われる
 ことはない。昔から言われるとおり、「勝てば官軍」で
 ある。まじめ過ぎると損もある。

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模試活用術 ②①がダメな理由

・同じ会社の模試だけ受け続ける。

模試を受ける人間は、会社ごとに大体決まっている。同じ会社の模試を受け続けると、学力の伸びはわかりやすいが、データはどうしても偏りが出てしまう。

また、問題にも慣れてしまう可能性がある。私も現役の頃は、同じ会社ばかり受けていたので、変にその会社のクセに気づいたことがある。そのクセが、そのまま入試に出ればいいが、そうとは限らない。面食らうこともあろう。


・学校で受けさせられる模試しか受けない。

上のと理由は似ている。大概学校で受けさせられる模試は、同じ会社の場合が多い。

 
・毎週日曜日に何かしらの模試を受ける。

ずっと日曜日が埋まるのは、精神的に辛い。どこかで模試を復習する時間もほしい。

 
・大学別模試を受けない。

これは善し悪しだが、もし自分の受けたい大学の大学別模試があるなら、受けてみた方がいい。一般の記述式模試とは違い、その学校の傾向をよく分かった上でプロが作ったものだからだ。ただ、やみくもに受けるのは、体力的にも精神的にもやめた方がいい。


・合否判定・偏差値だけを気にする。

あくまで受けた時の学力の目安でしかない。

 
・他人の点・判定などを気にする。

受けるのは自分であって、他人ではない。自分の中での学力調べをすべきである。

 
・やったままにしておく。

とにかく模試は復習命。

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模試活用術 ③勝負は模試が終わってから

模試を受け終わったら、すぐに復習である。この時、まず解答をチェックするわけだが、ミスがあった場合、大きく3つに分類してほしい。


aケアレスミス(スペルミス・計算ミスなど)
b記憶違いミス(公式を間違って覚えていたなど)
c無知ミス  (答えそのものを知らなかった)


aについては、次回気をつけることにして、やり直しをしておく。知らなかったことは、その場で覚えればいい。1回記憶したが、忘れてしまっていたものもここに含まれる。とにかく覚え直すしかない。だからcはまだ何とかなる。

問題はbである。bが怖いのは、勝手な思いこみをしている場合があるからだ。このミスに関しては、一から覚え直す気構えでやらないと、また繰り返すおそれがある。

こうした復習は出来る限り模試当日にやること。そうしないと、放りっぱなしになる。そして、しばらくしてから、また解いてみるといい。本当に定着したかどうかがそこで分かる。

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