何からやるか

いざ受験勉強を始めようとする時に、どの教科から始めればいいか、必ず悩むはずである。一番効率がいいのは、英語と数学を先に固めてしまうことである。全科目を均一に学習しようとしても、どこかで無理が生じる。

英語と数学を挙げたのは、基礎力の定着に時間がかかるが、ついてしまえば安定するところである。まずここを何とかした方がいい。

次にどんな問題集からやるかであるが、まずは自分の受けようとする大学の赤本(過去問)がいいだろう。別に大学サイトにある過去問等でも構わないが、合格最低点が載っている可能性が高い赤本を薦める。赤本をいきなり解いても、何もできないだろうと思うかもしれないが、これは「敵と己を知る」ためにやるのである。

よく問題集で「○○大学の徹底研究」のようなタイトルのものがあるのを見たことは無いだろうか。ああいうのが出版されるのは、単に有名な大学だからというだけではない。ある程度傾向が似ているから出せるのだ。タイプがバラバラだったら、まとめるだけでも一苦労である。

つまり、どういう傾向で出題されるかを知ることで、対策を高じることができるのである。それが「敵を知る」ことになる。傾向以外で「敵を知る」ことにつながるのは、各教科の配点や合格最低点を知っておくことである。そして、過去問を解くことで、自分に足りないもの、出来るものが分かる。「己を知る」とはこのことである。
 
赤本は、3月や4月に古本屋に出回ることが多い。受験が終わって必要のない人間が売り出すからだ。よほどのことが無い限り、急に傾向が変わることもないから、1年前の赤本でも構わないし、その方が節約できて、問題集にまわせる。